進路相談、将来への悩み

早速依頼が入りました。

今回はtwitterからの依頼です。

以下本文

お名前

まるさん(仮)

 

私は今高校2年の女子です。本来なら高校3年生の歳なのですが、最初に入った高校があまりにもいじめや飲酒喫煙が蔓延していて学校を入り直し、1年繰り下がっての学校生活を過ごしています。友達もいますしいじめられているわけでもありません。ですが今後の将来の事がとても不安になります。

私は中学一年生の頃から介護福祉士という夢を持っています。姉がそうであったという理由もありますが、自分で参加したボランティアから強くなりたいと思いました。高校も姉の母校である介護の勉強ができるところを志願したのですが落ちてしまい、なので専門学校に行って資格を取るつもりでいます。

ですが、最近になって自分にできるのかと考えるようになりました。理由は

〇精神的に続かないのではないか

〇もっと華やかな職業の方がいいのではないか

〇これから長い人生介護職に就く勇気がない

〇人の死に関わるのが怖い

 

今出てくる想いはこれぐらいだと思います。

自分の中では本当に昔からおじいちゃんおばあちゃんを手助けできて安心して暮らせるように頑張りたいと今も思っています。

介護に関する映像、本、話を聞いてもなにか負の感情を抱いたりはしません。でも、国家資格を得るならきっとこれから介護職を基本にして生きていくと思うんです。でもそれが嫌だと思ってしまうんです。中学生の頃から泣くほど介護福祉士になりたかったからこそ今更夢を変える気にもなれません。それなら介護福祉士の資格を取ってからまた他の資格を取ると考えても時間が無いと思ってしまいます。そもそもほかになりたい職業は「社会福祉士」「心理カウンセラー」どちらも国家資格が必要で四大に行かなきゃいけないようなものばかりです。自分がなにをどう生きていけばいいのかわかりません。

そして同い年の子達より遅れているという事がとても怖いです。

以下略

 

私の回答はこちらです。

 

精神的に続かないのではないか

まず、続けるためには始まりが必要です。続けないにしてもやっていない事を辞める事はできませんよね。

なので、今考えていても仕方がないことのように感じます。

精神的に続かない理由としては、やはり、仕事量の多さや職場の問題、被介護者の問題、人間関係の問題が多く上がります。

そして、それらに対してどう対処したらいいのかわからないので辞めざるを得ないと判断することがあるようです。その時はまた私の所に持ち寄って頂きたいと思います。わずかな事でも頼りにして下さい。

もっと華やかな職業の方が良いのではないか

介護職に華がないと思い込んでいるのでは?

身だしなみのお世話、排せつ介助、趣味活動補佐などを所謂裏方のように感じているのかも知れません。

しかしどれも必要なことに変わりはありませんしっかり仕事をするとまず利用者が笑顔になります。

利用者が笑顔になるとその周りの家族や、友人、医師など、様々な人が笑顔になるでしょう。

それは華だと思いますし、一所懸命に仕事をして、利用者だけではなく、その周りの環境にも好影響を与える仕事は他にはあまりないように思います。

これから長い人生介護職につく勇気がない

こちらも上記の通り、始めるまではわからないことです。やってみて、ダメだったらを考えるのはダメだった時に考えても遅くはありません。ダメだった自分を考えて目標に向かう自分より、成功している自分を考えて目標に向かう方が気持ちも楽になりますし、そもそもその考え方はリスク管理ができている証拠です。一年多く学生生活を送れたからこその能力だと思います。

人の死に関わるのが怖い

誰でも怖いと感じるでしょう。昨日までお世話して居た人が突然居なくなってしまう悲しみは抗い難いものです。しかし、介護職である以上誰よりもその恐怖は身近に感じることになります。中にはそれが原因で辞めてしまう方もいることと思います。ですがそこで落ち込んだ時に助けてくれる方は必ず居ます。友人や家族、私も居ます。そして、居なくなるまでにいかに助けてあげられるかが介護職の本質なのではないかと私は思います。

 

文章を読んで私の感じた事

将来を見据えての行動が早かった方の中には途中で飽きる方、他のこともしたくなる方、脇目も振らず一心に目標に向かう方の3種類の方がいます。

どれも正解ではありますがそれぞれからはそれぞれ邪道、悪手に見えてしまいがちです。まるさんはどれに当てはまるでしょうか?恐らくどれにも当てはまるし、どれも何か違うと感じますよね。それがまるさんですし、それが正解です。

自分を見失ってしまった時はまず今の自分に何ができないかを考えるのをお勧めします。次に今しなくても良い事を考えましょう。考えた後、まだあるかも知れないと思うかも知れませんが、とりあえずは考えついた事をやらなければ良いのです。例えば、睡眠時間を削って別の資格の勉強をするなどはできない事。休憩せずにすぐ行動するなどは今しなくて良い事に分類します。

まるさんは中学生の時から今までで、目標を立てる能力、継続する能力、リスク管理能力が身についています。できる人は誰でもできると思いがちですが、実はできない方には全くできないのです。当たり前と思う物事が多いのはその方が優秀な証でもあります。

色々な不安があるかと思いますが、まるさんが今やっていることは正解ですし、後述する幸せへの最短ルートだと思います。

後は結果が出るまでにどう課程を積んでいくかです。必要最低限だけやっても結果は出ますし、やればやるほど密度が濃くなり、質の高い結果が生まれるのです。何をしても良い結果が生まれるのはまるさんの今までの行い、考え方の成果です。

 

さて、先ほど後述すると言った幸せについてですが、幸せになるには与えられる幸せか、自分で得る幸せかのどちらが欲しいかによります。どちらにせよ、努力は必要です。私は努力を手の込んだ失敗だと認識しております。努力の仕方は人それぞれですが、努力をしなくて良くなる時というのは総じて失敗が無くなった時だからです。失敗をしたときになぜ失敗したのかを考えるのが努力です。

まるさんはリスク管理ができる人です。他の人よりも効率よく努力できるでしょう。

誰かと自分を比較するのは個人的にはあまりお勧めできませんが、比較した時に感じるのはあの人は〇〇が私よりうまくできてる等だと思います。ですがそれはその方の目標のための努力であり、まるさんの目標のための努力ではありません。

 

ここまで目標に向かう前提で話を進めましたが、感情をないがしろにしてはいけませんよ。

取捨選択の権利はまるさんにあります。我慢しなければいけない気持ちもあるかと思いますが、やりたい事をしましょう。

面倒かもしれませんが、一度やりたい事を書き出してみてはいかがでしょうか?

なりたい職業、恋愛、遊びやりたい事を書き出しましたら、そこに順位をつけます。整数で足りなかったら小数点以下も付け足し、綺麗にまとめてみましょう。一度やってみたら意外と見返さずに今何をすべきかが明確になりますよ。

 

 

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

似たような経験をした、あるいはしている方の一助になればと思います。

 

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